
ChatGPT使ってるけど、プロンプトの使い方がよくわからない…。
どう指示したらいいんだろう?

私も質問の書き方がいまいちよくわからないんだよね…。
上手く回答を引き出すプロンプト例とか知りたいな。
「ChatGPTやGeminiを使ってるけど、どんな指示を出せばいいかわからない…」
「なんだか思うような回答が出ない…」
「役立つ神プロンプトを教えてほしい」
そんなふうに感じていませんか?
AI初心者でも、適切なプロンプト(指示)を使えば上手い回答が引き出せます。
この記事では、AI初心者でも使える「役立つ神プロンプト10選」を、
具体例と使い方のコツとともにわかりやすく紹介します。
画像の文字起こし、難しい内容の簡単な説明、情報整理など、日常や仕事で使える実践的なプロンプトを紹介。

ChatGPT使用歴2年で、ほぼ毎日のように使っている私が、
おすすめの役立つプロンプトを紹介していきますね。
でもその前に…プロンプトって何?という話からしていきますね。
プロンプト … 生成AIツールに入力する指示や質問のこと。
プロンプトとは、AI(ChatGPT、Geminiなど)に与える「指示や質問」のことです。
例えば、「この文章を要約して」と伝えるのがプロンプトになります。
ではここから、知らないと損する「役立つ神プロンプト」を10個紹介していきます。
各プロンプトの意味、使い方、具体例も一緒に解説していきますね。
プロンプト:「文字起こしして」
画像の文字起こしをしたいときってありますよね。
ChatGPTでは、画像の文字起こしができます。
まず、「写真とファイルを追加」を押して、
文字起こしをしたい画像をアップして、次のプロンプトを入力するだけ。
【プロンプト】
文字起こしして。
簡単に出来きて、とても便利です。
プロンプト:「要約して」
ニュース記事や長い文章を全部読むのは大変ですよね。
そんなときは、要約をしましょう。
【プロンプト】
この記事を要約して。
(要約したい記事のリンク:https://…を貼る)
このプロンプトは、長い文章、動画、音声、記事などを短くまとめて、重要なポイントだけを教えてほしいときに使います。
AIが内容を分析し、要点を簡潔に整理してくれます。
時間がないときや、情報過多で何が大事か絞りたいときに役立ちます。
どんな場合に使うといい?
- 長いニュース記事などをサッと理解したいとき。
- 本や論文の内容をざっくり知りたいとき。
役立つ使い方
- 長さを指定:要約の長さを「100文字以内で」「3文で」など指定すると、欲しい情報量をコントロールできます。
プロンプト:「中学生でもわかるように解説して」
このプロンプトは、難しい話題や専門的な内容を、シンプルでわかりやすい言葉で説明してほしいときに使います。
中学生が理解できるレベル(簡単な言葉、具体例、短い文)で解説してくれるので、専門知識がない人でも理解しやすくなります。
同じように、中学生以外(例:小学生向け、高校生向け)でも、同じように簡単な説明をリクエストできます。
【プロンプト】
中学生でもわかるように説明して
高校生でもわかるように解説して
大学生でもわかるように解説して
5歳児にもわかるように教えて
どんな場合に使うといい?
- 初心者にとって難しいトピックを学びたいとき。
- 簡単な言葉で説明する必要があるとき。
- 専門用語が多すぎて混乱している内容を整理したいとき。
プロンプト例①:
「人工知能(AI)とは何かを中学生でもわかるように解説して。身近な例を使って。」
【AIの回答例】
人工知能(AI)は、コンピューターが人間の頭の真似をする技術だよ。たとえば、スマホで「明日の天気は?」と聞くと、SiriやGoogleが答えるよね。あれはAIが天気のデータを調べて、君に教えてくれるんだ。まるで、図書館で本をパパッと探してくれる賢い友達みたいなもの!
プロンプト例②:
「地球温暖化について、中学生でもわかるように例を交えて解説して。」
【AIの回答例】
地球温暖化は、地球がだんだん暑くなっちゃう問題だよ。なぜかというと、車や工場から出るガスが、地球を毛布みたいに覆って、熱を逃がしにくくするから。たとえば、冬に厚い毛布をかぶると暑くなるよね? それと同じ! だから、ゴミを減らしたり、電気を節約したりすると、地球を涼しく保てるよ。
プロンプト:「あなたはプロの○○です」
このプロンプトは、AIに特定の専門家(例:先生、シェフ、ライターなど)の役割を演じさせて、専門的な視点で回答してほしいときに使います。
AIがその分野のプロとして、専門的なアドバイスや情報を提供してくれます。
どんな場合に使うといい?
- 専門的なアドバイスが必要なとき:たとえば、「プロの栄養士として食事プランを提案して」「プロのプログラマーとしてコードをレビューして」など。
役立つ使い方
- 具体的な役割を指定:単に「プロ」ではなく、「プロのデータサイエンティスト」「プロのイラストレーター」など、具体的な役割を伝えると、より専門的な回答が得られます。
プロンプト例:
「あなたはプロの栄養士です。1日2000キロカロリーの健康的な食事プランを提案してください。」
AIの回答例:
【朝食】オートミール(50g)にバナナ1本と牛乳200ml。約400kcal。
【昼食】鶏胸肉のグリル(100g)、キヌアサラダ(150g)、ブロッコリー。約600kcal。
【夕食】サーモンの焼き物(120g)、玄米(100g)、野菜スープ。約700kcal。
【間食】ヨーグルト(100g)とナッツ(20g)。約300kcal。
ビタミンやミネラルをバランスよく摂るために、野菜を多めにしましょう。
プロンプト例:
「あなたはプロのライターです。カフェの開業を宣伝するキャッチコピーを5つ考えてください。」
AIの回答例:
1. 「ほっと一息、笑顔のひととき。あなたの居場所がここに。」
2. 「香り高いコーヒーと、温かい時間を提供します。」
3. 「日常をちょっと特別に。カフェで新しい物語を。」
4. 「手作りのスイーツと、心地よい空間でお待ちしています。」
5. 「朝も夜も、いつでもあなたのカフェ。」
プロンプト:「箇条書きでまとめて」
このプロンプトは、情報を整理して、ポイントごとに簡潔に箇条書き(リスト形式)でまとめてほしいときに使います。
見やすく、わかりやすく情報を整理したい場合に最適です。
【プロンプト】
箇条書きでまとめて。
どんな場合に使うといい?
- 情報整理:大量の情報をまとめたいとき(例:会議の議事録、記事の要点)
- 複数の選択肢を比較したいとき(例:旅行先のメリット、商品の特徴)
- 勉強のために、重要なポイントを覚えやすくしたいとき。
プロンプト例:
「ハワイ旅行のメリットを5つ、箇条書きでまとめて。」
【AIの回答例】
- 美しいビーチでリラックスできる。
- 多様なアクティビティ(サーフィン、ハイキング)が楽しめる。
- 温暖な気候で一年中旅行に最適。
- 美味しいローカルフード(ポケ、ロコモコ)が味わえる。
- 日本語が通じやすい観光地が多い。
プロンプト例:
「『ロミオとジュリエット』の主要なテーマを箇条書きで3つまとめて。」
【AIの回答例】
- 愛と情熱:ロミオとジュリエットの強い愛が物語の中心。
- 対立と悲劇:二つの家の争いが悲劇を引き起こす。
- 運命と選択:運命に翻弄されつつ、登場人物の選択が結果を左右。
プロンプト:「表形式でまとめて」
このプロンプトは、情報を表(テーブル)形式で見やすく整理してほしいときに使います。
比較や分類、データ整理が必要な場合に特に便利です。
役立つ使い方
- 列と行を指定:たとえば「3つの商品を価格、特徴、評価で比較して」「歴史的事件を年代、出来事、影響で表に」など、表の構造を伝える。
プロンプト例:
「3つのスマホ(iPhone 14、Galaxy S23、Pixel 7)を価格、カメラ性能、バッテリー寿命で表形式でまとめて。」
【AIの回答例】
| 機種 | 価格(万円) | カメラ性能 | バッテリー寿命 |
|--------------|-------------|----------------------|---------------|
| iPhone 14 | 12 | 12MP、ナイトモード | 約20時間 |
| Galaxy S23 | 10 | 50MP、超広角レンズ | 約22時間 |
| Pixel 7 | 8 | 50MP、AI処理強化 | 約18時間 |
プロンプト例:
「日本の江戸時代の三大改革を、時期、内容、影響で表形式でまとめて。」
【AIの回答例】
| 改革名 | 時期 | 内容 | 影響 |
|--------------|-------------|-------------------------|-------------------------|
| 寛政の改革 | 1789-1801 | 財政再建、倹約令 | 幕府の財政が一時改善 |
| 享保の改革 | 1716-1745 | 米価安定、農村復興 | 農民の生活が安定 |
| 天保の改革 | 1841-1843 | 物価統制、奢侈禁止 | 民衆の不満が増加 |
プロンプト:「対話形式で説明して」
このプロンプトは、AIに会話形式(たとえば、先生と生徒、友達同士のようなやりとり)で内容を説明してほしいときに使います。
ストーリーや対話を通じて説明されるので、楽しく理解できます。
どんな場合に使うといい?
- 難しい内容を、会話のやりとりでわかりやすく学びたいとき。
- 子供や初心者向けに、親しみやすい形で伝えたいとき。
- 学習用に。対話形式は読みやすく、興味を引きやすいので、勉強が楽しくなる。
役立つ使い方
- 登場人物を指定:「先生と生徒で」「友達同士で」など、対話のキャラクターを明確に。
プロンプト例:
「人工知能とは何かを、先生と生徒の対話形式で楽しく説明して。」
【AIの回答例】
生徒:先生、AIって何ですか?なんかロボットみたいなもの?
先生:ハハ、いい質問だね! AIは、コンピューターが人間の頭の真似をする技術なんだ。たとえば、君がスマホで「今日の天気は?」って聞くと、Siriが答えるよね。あれがAIだよ!
生徒:へえ、でもそれってどうやって答えてるの?
先生:AIは、たくさんのデータを覚えてて、君の質問にピッタリな答えを探すんだ。まるで、図書館で本をサッと見つけるスーパー司書さんみたい!
生徒:スゴイ!じゃあ、AIはなんでもできるの?
先生:まだ完璧じゃないけど、どんどん賢くなってるよ。たとえば、絵を描いたり、物語を作ったりもできるんだ!
プロンプト例:
「フランス革命について、友達同士の対話形式で簡単に説明して。」
【AIの回答例】
太郎:ねえ、花子、フランス革命って何だったの?
花子:うーん、簡単に言うと、フランスの民衆が「王様のやり方ムカつく!」って立ち上がった事件だよ。1789年頃の話。
太郎:え、なんでムカついたの?
花子:王様や貴族が贅沢してるのに、民衆は貧乏で税金ばっかり払わされてたから。パンも買えないくらいひどかったんだ。
太郎:それでどうなったの?
花子:民衆が団結して王様を倒して、もっと平等な社会を目指したんだ。でも、めっちゃ大変な戦いだったよ。
プロンプト:「追加の情報が必要な場合は質問して」
このプロンプトは、AIに「情報が足りない場合は、必要なことを聞いてね」と伝えるものです。
AIがあなたの質問やリクエストをより正確に、効果的に答えるために、不足している情報を明確にしてくれます。
AIがあなたの意図を推測してくれる。漠然としたリクエストでも、AIは「これが必要かな?」と推測して質問してくれるので、初心者でも安心です。
【プロンプト】
最高の結果を出すために追加の情報が必要な場合は質問して。
どんな場合に使うといい?
- 曖昧なリクエストをしたとき:何を求めているか自分でも漠然としている場合。
- 何をどう指定すればいいかわからないとき、AIにリードしてもらいたい。
プロンプト例:
「旅行計画を立てたい。最高の結果を出すために追加の情報が必要な場合は質問して。」
夏休みの旅行を計画中だけど、どこに行くか決めていない、といったときに便利。
【AIの回答例】
AI:いいね、旅行計画楽しそう!
いくつか質問させてね。
①どこに行くか決めてる?(例:国内、海外、都市名)
②予算はどのくらい?
③どんな旅行が好き?(例:リラックス、冒険、グルメ)
ユーザー:①まだ決めてないけど、暖かい場所がいい。②10万円くらい。③リラックスしたい。
AI:了解!暖かい場所で10万円以内でリラックスできる旅行なら、沖縄はどう?
プラン例:
- 1日目:ビーチでリラックス、夕方にローカルフード。
- 2日目:マリンスポーツとスパ。
- 予算内でおすすめのホテルも教えるよ。もっと詳しく知りたい?
プロンプト例:
「環境問題についてレポートを書きたい。最高の結果を出すために追加の情報が必要な場合は質問して。」
【AIの回答例】
AI:レポートいいね!いくつか質問させて。
①どの環境問題に絞りたい?(例:温暖化、プラスチックごみ)
②何文字くらいのレポート?
③対象は誰?(例:先生、同級生)
ユーザー:①プラスチックごみ。②1000文字くらい。③高校生。
AI:OK!プラスチックごみについて、
高校生向けに1000文字のレポートの構成を提案するよ:
- 序論:プラスチックごみの問題とは
- 本論:海洋汚染の影響、解決策(リサイクル、代替素材)
- 結論:私たちにできること
具体的なデータや例も入れる?
プロンプト:「ステップバイステップで考えて」
このプロンプトは、AIに問題やタスクを段階的に考えて、プロセスを詳しく説明しながら答えを出してほしいときに使います。
どんな場合に使うといい?
- 学習目的:数学、プログラミング、問題解決のプロセスを学びたいとき。
- 複雑なタスク:計画立案、トラブルシューティングなど、段階的な思考が必要なとき。
- AIがどうやって結論に至ったか、プロセスを知りたいとき。
プロンプト例:
「試験勉強の効率的な方法を、ステップバイステップで考えて。」
【AIの回答例】
ステップ1:試験の範囲を確認。教科書や過去問でカバーする内容をリストアップ。
ステップ2:優先順位をつける。苦手な分野や配点の高い部分を先に。
ステップ3:スケジュール作成。1日2時間、3日間で数学、英語、理科をカバー。
ステップ4:アクティブラーニング。問題を解きながら、間違えた部分をノートに。
ステップ5:復習と模擬試験。過去問を時間内に解いて、弱点をチェック。
プロンプト:「引用元を必ず記載して」
このプロンプトは、AIに情報の出典や参照元を明示してほしいときに使います。
信頼性や透明性を高めたい場合、ハルシネーションを抑えたいときに役立ちます。
どんな場合に使うといい?
- レポート、論文、プレゼンで、情報の信頼性を示したいとき。
- 事実確認:ニュースやデータを使うとき、どこから来た情報か知りたい。
- 学習目的:情報の裏付けを学びながら、信頼できる資料を知りたいとき。
プロンプト例:
「最新のAI技術の進展について説明し、引用元を必ず記載して。」
【AIの回答例】
AIは自動運転や医療診断で進化している。たとえば、GoogleのWaymoは完全自動運転車のテストを拡大中(Smith, 2025)。
引用:Smith, J. (2025, January 10). Waymo’s autonomous vehicles hit new milestones. TechCrunch. https://techcrunch.com/...
注意点
- AIが引用元を間違える場合があるので、リンクや資料を自分で確認。
プロンプトのコツと注意点
ではここで、プロンプトのちょっとしたコツを。
例えば、AIに「日本の歴史を教えて」と漠然と言うと、膨大な情報が返ってきて混乱しがち。
でも、「日本の江戸時代を中学生向けに3文で説明して」と具体的に指示すると、わかりやすい答えが返ってきます。
そして、AIの回答には注意点もあります。
AIツールは便利ですが、完璧ではありません。
AIの回答は誤った情報がある場合もあります。重要な内容は自分で再確認をするようにしましょう。

いかがだったでしょうか?
これらのプロンプトを上手く使いこなせれば、より良い回答を引き出せるようになるはず。試しに使ってみてください。
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